当院は1994年の開院当時から、往診・訪問診療を行っております。地域の訪問看護ステーションやデイサービスなどの看護・介護機関と連携し、在宅医療が必要な患者さんとご家族をより一層サポートいたします。

訪問診療とは各ご家庭を訪問して、計画的な診療を行う医療サービスのことです。基本的に２週間に1 回以上の訪問診療を行いますので、ご自宅や高齢者施設などで長期療養中の患者さんの容態悪化の予防、療養が可能です。

まず、ご本人かそのご家族の方から訪問診療についてご相談いただきます。それから病歴、現在の病気、病状などを詳しく伺い、関係医療機関などから情報収集をいたします。そのうえで、家族の介護の状況や経済的な事情なども考慮しながら診療計画、訪問のスケジュールを立てます。

当院では、「往診」も行っております。往診と訪問医療は、どちらも在宅医療のサービスになりますが、往診は通院が困難な患者さんからの要請があって、医師がその都度診療を行うことです。日時をお約束しての定期的な訪問診療とは異なり、基本的には臨時の手段となります。